MS-75CH
カルチャーに親しむ感覚がないんじゃないかな?
値段安く、嫌悪感少ない音が出ること
値段相応なので悪いとは言えないでしょう
私は私より一個下の世代から感覚面がシフトしたかのように変化したことをはっきりと感じてきているのだが、それはより下になるともっと大きな変容を見せていることを、今になっても知らされること多い。それはこのパソコン周辺においてもそうであり、そこを趣味とする人たちの感覚や姿勢の有り方などからも、それを強く感じてしまう。
KYという言葉の使われ方からしても、日本的な察する文化というものがまた程度低く扱われるようになったことを感じるものである。それはここconecoにおいて人々と交流していても感じることとなる。簡単に表せば”粋”の感覚で古来から扱っていたものを、”素”の感覚で扱っているということになる。そこにおいて世代においての断絶を見るのである。
たとえば、このレビューに記す、パソコン用の低価格スピーカー等のレビューを読んでいても、それを強く感じる。たとえば、スピーカーをグレードアップしたいとなり、そこからどうグレードアップに向かうかというと、そうたいして変わらないバリュー域のものに買い換えているだけであったり、そうかと思うと急にブランド品の高価なものに向かったり、そしてそこからは、向かえる人は一気にハイエンドに飛んで行く。またそうシフトして行きながらも聴いているものに成熟が見られなかったりする。そこに見られるものは、その”音環境”というものに古くからあったカルチャーの継承がないということであると言えると思う。情報が簡易に大量に入手できるようになったために、そのカルチャーにあった段階的なグレード感覚、品質感覚というものが抜け落ちて無いという様相だと言えると思うのだ。カルチャーを受け継ぐというものは、人における成長プロセスを経るというものでもある。
旧来においては、もうちょっと自分のいる位置においてのそのカルチャーにおける成熟というものが見られたと私は感じている。私のような愚鈍な人間でも、先人たちの語ってきたことなどを思っては胸を熱くし、自分のいる位置においても成熟を経ようとしていた。が、昨今においては、その今いる自分の位置における成熟というものが乏しいというという言い方もできる。グレードアップと言いながらもたいして変わらないバリュー域のものを選んだりとか、音響愛好家を自称しながらも低価格帯の同じスピーカーを買い足したり、かと思ったら比較的高い音源ボードを買いながらも長くスピーカーを安物で運用したりして、それで音が良くないとのたまっていたりと、どうにも旧来あった感覚の厚みというものが感じられないのだ。知識や情報はやたらと頭に詰まっているが、それらも一様的であり一極的に感じらるのであり、知識と情報の積み重なりによるそれらの成熟というものも薄いと言える。それゆえ、多様性とか厚みとか幅という部分に希薄を感じてしまう。語りの内容、リアクションにおいてもそうであるので、恐らくそれが全体性として備わってきているのだろうと思う。私からすれば、まったく蚊帳の外にいる気分となる。
現状のムーブメントというものが決して良いものであるわけではない。ムーブメントには退行するものも退廃に向かうものもあるのだ。シンドロームなども同じである。それら大きな流れというものは、感じないとマズイものであるが、それにただ乗るというのも良いとは言えないものとは、私の幼い頃から常に言われてきており、耳にしてきたものであり、だが、それだけ広く多く耳にしてきたものがわずかにしか遂行されていないというのは、まったく不思議な話だと、今にして思う。
趣味の世界は個人の性癖や感覚の異なりにより、厚みある多様な世界を見せるものであるのだが、時にはその深まりに背筋が冷たくなるような畏怖を覚えるほどのものであるが、今にあるのはそのようなものではなく、なんだか薄ぺらく一様な広がりであるように思える。ヒエラルキーは趣味の世界においても当然として形作られるものであるが、どうも層毎の厚みもないように感じられるのである。メディアの受容の形を一度真剣に再考する必要性があるのではないかと思える。
さて、ここに来てようやくにして私のこのスピーカーに対する状況を書くことになりますが、私はこのスピーカーに良い音など期待していない。悪くない音をそこそこに鳴らしてくれれば良いのだ。後はAVアンプとそこに繋がるスピーカー群に託し、普段はPCの必要な音を別系統で鳴らしてくれれば良いのである。この手のスピーカーのグレードアップなど一切考えていないのが、私のスタンスである。偏屈はこれぐらいでないとと、私は自覚している。
趣味との向かい方に厚みや幅や多様さを持たせられると、それが長い人生を歩む上での豊かさとして共に有ってくれるものとなり得るのだ。そこら辺に留意して取り組んでみるのも良いんじゃないかだろうかと思うのだ。なに、ロートルが老婆心から発した言葉さ、聞き流してもらっても一向に構わないものだ。
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低音・中音・高音は凄く良く出ている
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ぶっちさん2010/02/08 16:49
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