TVチューナー内蔵アップスキャンコンバータ PTV-TVBOX2
第三稿 コンポーネント出力での問題現象がより明確に
コンポーネント出力は格段に綺麗
行数足りず、検証足りず
PTV-TVBOXの方を買われたmarusa99316hsさんとのコメント欄で情報を交換させて頂いている間に(marusa99316hsさん、ありがとうございました。)、今後の新たなAV環境の構成プランに沿って調べ物をしていたところあることに気付きまして、再度検証してみることにしました。
その引っかかった情報がどういうものであるかと言うと、アップスキャンコンバーター系では一般的に問題とならないとされているD1出力(480i)ですが、トランスコーダー系では対応していないことが多いというものでして、それが気になりました。僕の常用DVDデッキはD1出力機であったからです。
そして、今度発売される同じくコンポーネント出力に対応したアップスキャンコンバーターであるキャストレードのCG-USC01HD-PLUS(http://www.castrade.co.jp/product/pc_cgusc01hdplus.php)では、480i対応が明記されていながらも、プリンストンでは明記されていない。
・プリンストン系URL
PTV-TVBOX2
http://www.princeton.co.jp/product/multimedia/ptvtvbox2.html#02
PTV-TVBOX
http://www.princeton.co.jp/product/multimedia/ptvtvbox.html
PTV-TVBOX-Q&A
http://www.princeton.co.jp/support/faq/ptv-tvbox/top.html
そして、これから購入を考える人で注目すべきスペックはもうひつとあって、CG-USC01HD-PLUSではPTV-TVBOX2にある1920X1080(フルHD)解像度がサポートされていないという点でしょうか。これはフルHD液晶のPCディスプレイが普及の兆しを見せている現在ではマイナス点となる可能性があります。購入を検討されている方々はキャストレードの方に確認しておいた方が良いかもしれません。スペックとして載っていないだけで、ひょっとしたら対応しているかもしれませんからね。ただ、この二点から推測できるのは、キャストレードとプリンストンのそれが中身は同じものを使っているというこの業界では割とあることは無さそうだということですね。
以上の件から、D2以上の出力でのコンポーネント接続では、前記したある状況下において画像が乱れるという現象が起こらないのでは?と思い、家族用に買っておいたKEIAN KDVD850HDMIを外して、自室に持ち運んで繋げて検証してみました。このKDVD850HDMIは問題多いプレイヤーですが、非常に安価で購入できた上(現在はそう安くないですが)、説明書ではHDMI接続でしかできないとされている1080iへのアップスキャンコンバートを、コンポーネント出力でも行えるという裏技があり、その設定にした場合、480p、1080i、720pと出力するデーターを変換することができるのです。(そう言えば、このKDVD850HDMIも、概観が異なるが中身が同じというGREENHOUSEから出ているプレイヤーがありましたね)
という訳で、KDVD850HDMIにおいて上記趣旨の検証を行ったところ、D1出力では問題となった映像ソース及び、映像におけるシーンにおいてまったく問題が発生しないことが確認できました。現在AL1917VAにて1080iにアップスキャンコンバートされた押井守監督作品”イノセンス”を観ていますが、非常に綺麗です。改めて述べておきますが、コンポーネント出力はS端子出力と比べて、かなり豊かな表現力となります。色の階調性の豊かさ、シャープネスさ、格段の違いとなります。デッキの1080iへのアップスキャンもかなり効いています。480iでは境界ラインでのドットの粗さが目立ちましたからね(720pでも見られる)。ただ、KDVD850HDMI自体の色表現力が弱く、全体的に薄く、黄色味が強いです。もちろん、懸案となっていたコンポーネント出力での問題現象は一切発生していません。
ひとつ気になるのですが、”PlayStation2-D1コンポーネント出力>TVBOX2>液晶ディスプレイ”という例で、真っ白な画面で乱れるというのを何処かのブログ記事で見ました。そこで”TVBOX2>液晶ディスプレイ”の間にマイコンソフトのXSELECT4を挟んで色のゲインを落とすと(XSELECT4はトランスコーダーとしての機能と、そうした出力ソースの調整ができます)それが発生しないと、そういうことを行っていました。どうやらこれは同じPTV-TVBOX2を用いての記事のようです。デッキがD1接続の人は注意ですね。(ということは、PTV-TVBOX2を介しても、D1出力の色域(周波数帯?)に液晶ディスプレイが対応できていないということか?)
ただし、付記しておけば、同じデッキでS端子出力したハイブリッドトリニトロンのブラウン管テレビの方が発色は良いです。コントラスト比や照度が高いと言えば良いのでしょうか。黒の締りから、白の光り具合に差が存在します。
AL1917VAの場合、ディスプレイ側で勝手にアップスキャンコンバートする機能も無いため(アスペクト比固定ということかな?)、それで映像の調子がおかしくなることもありません(それを受け持つのはPTV-TVBOX2の方のみとなる)。多くの液晶テレビ、液晶ディスプレイでも?では、入力映像のアスペクト比を勝手にいじってアップスキャンしてしまうものがありますので、それで元ソース固定機能が無い場合、ちょっと悲惨です。加えて述べておくと、AL1917VAは1280×1024ですから、フルHD以上のの液晶でどうなるか試してみたいですね。
それにしてもAV機器の様々は複雑怪奇な面がありますね。知り合いと話していても、一般人でそこまできちんと把握している人はほとんどいません。店舗で販売に関わっていても、まったくと言ってきちんとした知識を備えている人に出会うことが無いと言っても過言ではありません。”情報の把握による全局面においての自己責任”なんてまったく無理な話ですよね。
まぁ、私の現段階における認識を記しておくことに幾らかの意味があるかもしれないと思い(自分においては大いに意味があるのだが)、もちろん、以前のレビューを読まれた方々への訂正の意味もあって、ここに記載する。
*ここで問題となった点(D1出力での映像に乱れ)に関して、プリンストンのHPにも記載がなかったため、また説明書にも一切記載がないため、現在プリンストンのサービスにメールにて確認を願い出ているところです。
08.12.27追記-プリンストンからの回答が得られましたので、その一部をコピペしておこうと思います。
> コンポーネントの対応ですが、D1~D4の対応が可能です。
> また弊社での動作確認の結果としては、同様の現象はみられませんでした。
>
> 本件につきましては、製品個体の問題の可能性も考えられますので、
> 差し支えなければ、弊社にて製品検査をおこなわせていただきたいと考えておりま
> す。
回答内容は数ある可能性の内のひとつという感じですね。所有するPTV-TBBOX2個体の問題の可能性か、相性問題である可能性があるということですね。
ちなみに挙げておくと、問題が発生していた再生機はTOSHIBA SD-1900でして、古い機器なので、今現在の市場において問題となる範囲とは言えない部分があるかと思います。まぁ、ですが、長く機器類を使用されている方々は、お持ちのデッキの使用できる接続端子を確認した上で、D1接続において相性なり、個体なりで、問題が発生する可能性があることを鑑みて、購入に際し検討するというのは行っておいて良いものではないかと思います。
このような製品において、この類の問題が何らかの理由によって発生するということは、あくまで有るものとして製品の購入にあたる必要性があるとは言えるでしょう。それら問題の可能性に当たるのは嫌だという類の人たちは、やはりスタンダードな方法を選択された方が、サポートも手厚く、同種製品の情報も得易く、それ故に臨み易いと言えるでしょうね。つまり、その類の人たちは、有名国産メーカーの液晶テレビなりを購入した方が良いということですね。
冒険的な性格を帯びる製品の購入に際してはリスクが付きまとうものである、そういうことを販売者の方も伝える必要がありますし、購入者側(消費者側)もそこを認識の上に置いておく必要性があるでしょう。B級品を日常的に販売する会社が増えたことも、消費者との間のトラブルが増えた原因とも言える面がありますけれどもね。そういう意味では訴訟社会というものは、今極度にそれを恐れている販売側に原因がある面が存在すると言えるでしょう。なんていう感じで釘を刺しておきましょうかね。他罰的社会の到来に向けてという感じでしょうか。
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