890FX Deluxe3
iPadのUSB充電にも対応した真面目な変態?
他社と違うアプローチ、質実剛健なつくり、App Charger
Q-FAN制御の熟成具合、付属ソフトのデザイン。。
このレビューは「PCパーツ長者」体験レビューです。関係者の方々、当マザーのレビューワーに選んでいただき、誠にありがとうございました。感謝感謝です。
また、レビュー掲載が遅くなってしまい大変申し訳ございませんでしたm(__)m
動画は編集環境にトラブル発生しており、後日掲載予定とさせて頂きます。重ねてお詫び申し上げます
基本的な構成は880Gのものですが、その後CPUクーラーを変更しました。
CPU: AMD Phenom II X2 555 Black Edition (3.2GHz)
CPUクーラー:Corsair CWCH050-1
メモリー: A-DATA SU3U1333B1G9-DRH (2GB)
OS: Windows 7 Home Premium 32bit
さてAMD の最新チップセット890FXを採用したASRock 890FX Deluxe3のレビューです。
名前の末尾の3はUSB3とSATA3に対応しているという意味でしょう。今から購入する場合、この辺が重要な選択ポイントだと思います。特にUSB3は比較的早く普及しそうな気が。
マザーレイアウト
VRM部のヒートシンク上に鎮座する冷却ファンが特徴的ですね。一般的な3ピンコネクターです。ケーブル長はノースブリッジ(NB)脇のコネクターにも対応できます。こっちに刺したほうが使い勝手がいいかもしれないなぁ。
微妙なのがCPUファンのコネクター位置。AM3リテンションのすぐ脇にあるんですが、クーラーの形状によってはファンのとっかえひっかえはやりにくいかもしれませんね。
3-WayまでのATI CrossFireX™(マルチGPUシステム)に対応しています。ただし3枚刺しにした場合は、8つ目のスロット穴を備えたケースにする必要がありそう。そして3-way時に使用する7番の白いx16形状のスロットはx4動作になるのでご注意を。
ブリッジケーブルは付属していませんので、GPUカードを購入する際に確認しましょう。
CrossFire構成にした場合にも、PCIe x1が生き残るのは嬉しいかもしれません(使おうと思えばPCIも1基ある)。ただし、NBのヒートシンクはそこそこ高さあるので、干渉しないものに限られます。長いPCIe x1カードを刺す必要がある場合は、7番の白いx16形状のスロットを使うというのも手ですね(^_-)-☆
890FXはオンボードGPUを備えていない(備えているのは890GX)ので、青いPCIe x16スロットのどちらか1つ埋まるのが標準的な構成になります。
・CPUソケット: AM3 (6コア対応)
・チップセット: AMD 890FX +SB850
・オーディオチップ:VIA VT2020 Audio Codec with QSound (110dB)
・LANチップ:Realtek RTL8111E
端子類も豪華です。最近はレガシーとして切り捨てられるPS2ポートもマウス/キーボードそれぞれの端子が用意されています。この辺は使い慣れたマウス/キーボードをお持ちの方はありがたいでしょう。
LED付のCMOSクリアスイッチも備えるのでOC向きですね。オンボード上に電源、リセットボタン、POSTコードディスプレイも備えます。
その隣にデジタルオーディオ出力端子。オーディオチップはダイナミックレンジ110dBをうたうVIA VT2020が採用されています。この辺もハイエンドなので豪華です。音質はオンボードとしては健闘していると思います。上を求めると専用オーディオカードになりますが。。(^_^;)
頑張ればもう1個LAN端子も装備できそうですが、まぁそこまでは必要ないという判断なのでしょう(一般的には1個あれば十分)
青いUSB端子がUSB3対応です。最近省略されつつあるIEEE 1394(FireWire)端子もあります
・1 x eSATAIII
・8 x SATA3 (6× AMD SB850 + 2× Marvell SE9123/9120)
・4 x USB 3.0 (2× NEC MPD720200)
NEC製のUSB3コントローラーが贅沢にも2個積まれています。
この辺は現行Intelチップ搭載マザーでは同じコントローラーチップを搭載していても、バス帯域がネックになってしまうのでAMD最新チップならではの構成といえるかも。
AMD 8シリーズの帯域はPCIe 2.0 x4仕様のA-Link Express IIIへと進化しています。(7シリーズはPCIe 1.1 x4仕様のA-Link Express II)。SB850は業界初のSerial ATA 6Gbps(SATA3)に標準対応したサウスブリッジです。
ASRock UCC
まずは公式動画をご覧ください
UCCとはUnlock CPU Coreの略で、AMD製CPUの一つの売りである、封印されたコアの解放を容易にします。
例えばPhenom II x2(デュアルコア)を買って来て、Phenom II x4(クアッドコア)として動かしてしまうことが可能になります(個体差あり)
これは今のCPUの製造方法を逆手に取った機能です。何らかの事情でクアッドコアとしての性能を満たさないものは機能を制限してデュアルコアとして販売しているのです。最初からデュアルコアを目指して製造していないのです。
いわばデュアルコアはOUTLET品なんです。
また起動時に「X」キーを押すだけでこの機能が働く「Turbo UCC」にも対応しています。まさにスイッチ一つでクアッドコア(笑)
さて、簡単にクアッドになれるのはいいのですが、当然の結果として熱量が倍増します。x2のリテールクーラーは小型コンパクトでクアッドコアの冷却には役立たずだったので、増加した熱量に応じた冷却対策を施す必要があります。
今回使った555BEを4コア化すると955BE相当になると思いますが、955BEはTDP125Wです。AODのセンサー読みでアイドリング時に50℃超えていました。
試しに定格の3.2GHz動作でCPUフル稼働させてみると、数分でシャットダウンしてしまいました。サーマルリミットです(>_<)
そこでCPUクーラー交換となるわけですが、今までIntelメインだったので、適当なAM2/3対応のCPUクーラーの手持ちが手元にないことに気づきました。リテンションとかどっかやってしまったのが最大の原因ですが。。で、リテンションがあったCorsair CWCH050-1の登場です。これでOCの余地もあるかな?
しかし、手元の555BEはBCLK200×18動作の3.6GHzくらいでかなり不安定になってしまいました。そこから先は電圧モリモリ上げないといけなさそう。まぁ、4コア化できれば御の字なんですが。
当マザーの冷却ファンのQ-FAN制御はちょっと微妙です。何見て制御しているんだろう?回転数もリニアに可変していないようで、あまりオールマイティじゃない感じ。適切な回転数のファンとの組み合わせで総合的にデザインする必要があるでしょう。
何かわかったら追記しますね(^_-)-☆
既に多数レビューが寄せられているので、ちょっと違った方向からアプローチしてみたいと思います
App Charger
個人的に面白いと思っているASRockApp Charger。これはApple社のiPod / iPhone / iPadに対応した充電機能です。
実はiPadは5V 2.1A(10.5W)を要求するのですが、対応しているみたいですね。。iPadが手元にないので試せませんが、iPhone 3GSの充電は確かに速いです
標準的なUSBは5V 0.5A(2.5W)仕様なので、バスパワーが必要なUSB機器向きと言えると思います。
電源供給能力はハードウェア的な設計に左右されますが、このアプリは充電中にPC本体がスリープ状態に入っても充電を継続するためのものです。
マザー上のジャンパーピンは+5VSB側がデフォルトになっています。そしてDualモードもあります。ただこれだけだとiPadの要求電力に対応できるのかな?と少々疑問もありますが。。
※前面USB端子はピン変更が必要なのでマニュアルを読みましょう。
マニュアルは各国語版(日本語も)が用意されていますが、一番詳しく書かれているのは英語版です。
まぁ、昔から自作するには英語力ないと厳しいですけどね(^_^;)
使い勝手の面ではPCスリープ中でもiPhoneをドッグに置いたら充電が開始されるような(Wake on USB)ことができると最高なのですが、実装するにはなかなか難しそうですね。現状ではPCが稼働している状態でiPhoneの充電が開始されれば、PCスリープ後も充電は継続されますが、PCスリープ時にiPhoneをドッグに置いても何も起こりません。PCを手動復帰させた時に初めて充電が開始されます。
880Gに続き、立て続けにASRockマザー2枚を経験することとなりましたが、総じて内容の割に価格も安くおススメだと思います。1万円台後半でハイエンドマザーが入手できます。
この辺は大手ディストリビューター扱いじゃないところも多分に影響していると思われます。サポートの充実度とかで差が出てしまうんじゃないか?と思いますが、ある程度自力でなんとかできる方なら有力な候補になる穴場的な存在です。名より実を取る人におススメ
ブログにも写真付で掲載しています
2010.07.05 追記
早いもので、890FX D3が手元に来て約1か月となります。
RADEON HD5750 (HD-575X-ZNF/ZNFC)を載せてみました。
それまでのHD5450 (880GのHybrid CrossFire用に用意したもの)と比べると、まずWindowsの体感スピードがアップ。ちょっとした操作でもレスポンスよく反応してくれます。880GやHD5450でもさほど不満は持っていませんでしたが、これを経験してしまうとやっぱり早い方がいいですね(^_^;)
各GPUごとのWindows Indexのスコアは図を参照ください。880G他のスコアは別途レビューしているASRock 880GMH/USB3のものです
Avivo Video ConverterでのH.264エンコーディング
さて、動画を上げようと思っていたGPGPU(H.264エンコーディング)。スミマセンがまだ動画編集環境が挙動不審で今回のアップは中止させていただきますm(__)m
結果のスコアは図をご参照ください。こういった用途にはHD5750ほどのGPU性能はあまり必要なさそうです。
エンコーディング中のAMD OverDriveの画像もあげておきましたが、クロックが500MHzまでしか上がりません(トップスピードは700MHz)。ハイ、省エネモードで十分という判断のようです。
省エネ機能を無効化すればほんの少し早くなりそうな気もしますが、劇的なスピードアップは期待薄でしょうね。たぶんワット・パフォーマンス的にはナイでしょう。
詳細が気になる方はブログをご参照ください
マザー自体は特に問題もなく快適です。安定していてあまり書くことがない。。(^_^;)
だいぶレビュー数も増えてきましたが、このマザーはおススメできると思います。
【conecoからのおしらせ】PCパーツ体験レビューサービス「PCパーツ長者」はこちら
12人中、12人のユーザーが、このレビューを「役に立つ」と投票しています。
[データ更新日時:2012/05/25 06:20]
最安値¥24,124
平均価格:¥24,124
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