Phenom II X2 555 Black Edition BOX

[CPU/APU]AMD

Phenom II X2 555 Black Edition BOX

購入価格:¥9,760 購入日:2010年5月 購入店:未記入

みんなの評価みんなの評価:5.0 / 5.0 (26商品レビュー)

►レビュー数:26 ►ブックマーク数:26

バカ猫さんの評価

満足度:5 star rating

価格
処理性能
安定性
省電力性
互換性
  • レビュー本文表示幅
  • レビュー本文表示幅【狭い】
  • レビュー本文表示幅【広い】
  • 文字サイズ
  • 文字サイズ【中】
  • 文字サイズ【大】

TDP 80WのBlack Edition

クロックあたりの性能が向上、倍率制限なしで色々と遊べる

アイドル時の消費電力が高め、色々とエコでない

デフォルトのクロックや電圧 K10statの設定 クロックと電圧 その1 クロックと電圧 その2
これまでAthlon 64 X2 5200+ (2.6GHz、65W)を使っていたのですが速度に少し不満があったのと
使用しているマザボM2N-SLI DeluxeのAM3 CPU対応ベータ版BIOSが出たので載せ換えました。

Phenom II X4 955BEや965BEもかなり値下がりしてお手ごろになっていますが
わざわざX2 555BEを選んだのは、利用している電源やCPUクーラーがデュアルコア対応なので
・・・というのはもちろん冗談で、今の用途ではコア数よりシングルスレッド性能を重視した方がよさそうで
4コアだと消費電力が高くなる分のメリットを得られるか疑問だったからです。

リテールCPUクーラーとか
まず思ったことは箱が今までより一回り小さくなりコンパクトということです。
また代々のリテールクーラーを比較すると、Athlon 64 X2 5200+(65W)とPhenom X4 9550(95W)ではファンのフィン形状が異なる程度に対して、
Phenom II X2 555BE(80W)ではヒートシンクの形状が変わり、吹き付けられた空気が4方向に流れ周辺の冷却にも役立ちそうな感じです。

デフォルト設定で比較
マザボのBIOSをベータ版の5001に更新し、CnQをオフ、メモリをGangedモードにしましたが
Windows XPでのメモリ認識が3.5GBから3.0GBに減ってしまった以外は特に問題はありませんでした。

主な環境は
OS:Windows XP Pro
マザーボード:ASUS M2N-SLI Deluxe
メモリ:トランセンド DDR2-800 2GBx2
CPUクーラー:峰
電源:Seasonic M12 SS-500HM
グラフィックカード:ASUS EN8800GTS/HTDP/512M
ストレージ:WD VelociRaptor WD3000GLFS、HGST 7K1000.B 1TB x2、サムスン SSD、日立LG DVDドライブ
ケース:Antec P182
といった感じです。

アイドル / OCCT CPU / OCCT POWER SUPPLYのそれぞれでのシステム全体の消費電力は
Athlon 64 X2 5200+:143W / 193W / 311W
Phenom II X2 555BE:170W / 216W / 333W
とアイドル時27W、CPUフルロード23Wも増加していました。
システム全体なのでCPUそのものの消費電力ではありませんが、結構増えたという感じです。
それでもGPUの消費電力に比べるとマシかもしれませんが

CrystalMark 2004R3の ALU / FPU / MEM のスコアが
5200+:19023 / 21695 / 14886
555BE:25592 / 30702 / 21592
と大幅に上昇しました。クロックの比較では2.6GHzと3.2GHzで1.23倍ですが、
ALUが1.34倍、FPUが1.41倍となっていて、クロックあたりの性能が上がっていることが確認できます。

またGDIも17071から19723に、OGLも24438から35842へと大幅に上昇していました。
チップセットの都合上HTクロックが1000MHzなのであまり期待していませんでしたが、CPUが足を引っ張っていたようです。

またSIMDユニットが大幅に強化されているので、メインの計算部分にSSE2を利用している
Tripcode Explorerでは2.15MTrips/sから4.18MTrips/sと大幅な上昇が確認できました。

CrystalMarkのALUやFPUのスコアではクロックあたりの性能向上は10~15%程度ですが、
SSE2を使った処理ではクロックあたり1.58倍に向上しているようです。

まあ以前はSIMDユニットの性能がCore2に大きく差をつけられる状態でしたけど。

OCしてみた
K10statという素晴らしいツールがあり、Black Editionで倍率の制限がかけられていないとなるとやはりOCもしてみたくなります。

CoreTemp等で表示されるCPUが返してくる値(DTS読みとか呼ばれているもの)は
室温28℃でデフォルト設定でアイドル時33℃フルロード時40℃とかであてにならなそうだったので
マザボのセンサーの値を参考程度にしながら消費電力に気をつけてOCしてみました。

常用ではなくどの位のクロックまでいけるのかや消費電力がどれぐらい増えるのかの大まかな確認なので
室温28℃で負荷テストはOCCT 10分だけです。

CPUクロック / VID電圧 / アイドル時消費電力 / フルロード時消費電力 / フルロード時マザボセンサー読み温度
3.2GHz / 1.400V / 170W / 217W / 50℃
3.7GHz / 1.400V / 170W / 221W / 51℃
3.8GHz / 1.450V / 179W / 233W / 51℃
3.9GHz / 1.500V / 187W / 251W / 59℃
といった感じでした。
3.7GHzまでは電圧もデフォルトから変えずにいけましたが、それ以上は倍率を0.5上げて100MHz上げるために
VID電圧を0.050Vずつ上げなければいけない感じで、消費電力も大幅に増えます。

AM2のシングルプレーンのマザボで、コア電圧を直接制御できないのでこれ以上は断念しました。

電圧を下げてみた
デフォルトの電圧が高く消費電力も大きいので、電圧を上げてのOCはとても常用する気にはなれず
クロックをなるべく落とさずに電圧をどこまで下げられるのかを探ってみることにしました。

3.2GHzで電圧を下げていった時の消費電力の0.050V刻みでのデータは
VID電圧 / アイドル時消費電力 / フルロード時消費電力
1.350V / 163W / 205W
1.300V / 159W / 198W
1.250V / 154W / 191W
1.200V / 150W / 185W
1.150V / 147W / 181W (後のOCCT負荷テスト1時間半程度でリブート)
といった感じです。
電圧を下げていくと消費電力の減り方も緩やかになっていきます。

クロックと電圧の設定を詰めてみた
どうやらクロックを落とさずに電圧をかなり下げられるようで、
NBのことを考えるとクロックを落として電圧を極端に下げるわけにもいかないということで、
3.2~3.7GHzの範囲で動作させることにして、OCCT 10時間以上の負荷テストをかけて限界を探っていきました。

最終的に落ち着いた設定は
CPUクロック / VID電圧 / CPU-Z読みCPUコア電圧 / アイドル時消費電力 / フルロード時消費電力
3.7GHz / 1.400V / 1.264V / 170W / 221W
3.6GHz / 1.325V / 1.200V / 161W / 208W
3.4GHz / 1.225V / 1.104V / 152W / 187W
3.2GHz / 1.200V / 1.088V / 150W / 185W
というもので、「-lp:1 -Pctrl:3 -nw -StayOnTray」というオプションをつけたK10statのショートカットをスタートアップに登録して使っています。
クロックの変更は必要に応じて手動で行っているのでUP/DOWNの設定は放置です。

この設定は一見すると電圧をかなり盛ってOCしているように見えるかもしれませんね

全体的にみて
Athlon 64 X2 5200+ (2.6GHz、65W)と比較して、3.2GHz動作でアイドル時7W増、フルロード時8W減、性能約4割増、
3.6GHz動作でアイドル時18W増、フルロード時15W増、性能約5割増
となりかなり満足しています。

シングルスレッド性能を求めていて、設定に手間がかかってもいいというAMD派の人にはお奨めかと思います。

しかしWindows以外でK10statに相当するようなツールが使えずマザボでも電圧を下げられない場合や、
手間をかけたくない、あるいは定格で使用したいという場合にはお奨めできないと思います。

マザボのBIOSがベータ版であるせいかもしれませんが、デフォルトの電圧が高すぎてエコでないです。
おまけにBlack Editionなのにリテールクーラーが付いてくるのもエコでないです
アイドル時の消費電力が高いのはL3 6MBと無効化された2コアがあるため仕方ないのでしょうかね。

とはいえ比較対象がTDP 65WのEE版Athlon 64 X2ですし、性能向上とフルロード時の消費電力低下を考えると
しっかり設定をつめるならば消費電力的にもそう悪くないCPUかと思います。

≪2010/06/16追記≫
書き忘れていましたが、OCも電圧変更も自己責任であり
保証の対象外となりますので、そのことをよく理解した上で行ってください。
≪追記ここまで≫
2010/06/13 21:43

閲覧者(2581

コメント(2

6人中、6人のユーザーが、このレビューを「役に立つ」と投票しています。

わかりやすいレビューで、とても参考になります!
いつも、マザーにポン付けしちゃって…
BEなので、倍率だけ、ポンポン、いじってしまうため…
電圧に関して、まだ、触ったことが、無かった状態でした…。

K10はダウンロード済みだったので、これからどう使うといいのか…?
(AODもダウンロード済みです)
今後、550BEや、955BE、その他CPUを、K10などで、どう扱うべきか?
悩んでいた矢先のレビューでした。

K10の画像添付があることから。
すごく参考になります! ありがとうございます!

投稿日時:2010/06/13 21:56

バカ猫さん投稿者

コメントありがとうございます。

レビューはなるべく他の人とかぶらないネタを入れたいと思っていますが、
今回はレビューの数が多い割りに自分が望んでいた使い方とネタが同じ方向でいけたので幸運でした。

私はこのCPUを手に入れて初めてOCや電圧変更を試した初心者ですが
K10statを利用すると意外と簡単にクロックや電圧を変えられて驚きました。

OCというとマザボのBIOSで電圧を上げて、倍率制限のあるものではベースクロックをあげる必要があってというイメージで
ハードの寿命的にも消費電力的にもゲーマー向きというか、常用するマシンには厳しいと思っていましたが
そうとは限らないと思い知らされた感じです。

C3ステップはOC耐性だけでなく、電圧を下げる方向の耐性も凄いという噂を聞いてはいましたが予想以上でした。

望む方向性は人それぞれだと思いますが、このCPUは遊んでこそ本領が発揮されると思いますし
設定もかなり柔軟に行えると思いますので「at your own risk」を理解できる人には
初心者でも上級者でも色々と試して遊んでほしいと思いました。

私のつたないレビューが自己満足に終わらずに、他の人の役にも立ったようでうれしい限りです。

投稿日時:2010/06/16 00:07

コメントを書く
するとコメントの投稿、レビューの評価、運営管理者への通報をすることが出来ます。
まだ会員登録していない方は、こちらのよりお手続きください。
 送 信

価格比較リスト

※購入前に、必ず注意事項をお読み下さい。

Phenom II X2 555 Black Edition BOXのその他のレビュー新着順

NOFAN 低電圧化チャレンジ評価:4.0 / 5.0

高クロック BE

特になし

mpr9さん2012/01/12 00:33

このレビューはconeco.netの体験レビューです。 この度は、NOFAN CPU低電圧化チャレンジ体験レビューに選んで頂き誠にありがと ...[続きを読む]

AMD無双そのGo!!!評価:5.0 / 5.0

黒い

X4化失敗。

春脳。さん2011/07/20 11:06

てなわけでPhenom II X2 Go.Go..Goooooo... Black Editionです。 よんこぁ~化できると聞いてホイホイ購入したのですが、玉砕。 ...[続きを読む]

【4.3Ghz】今更X2? キニスンナ【1.4V】評価:4.0 / 5.0

OC耐性 値段

4コア化失敗

zephyr0728さん2011/07/03 19:39

みなさんこんにちはこんばんはおはようございます新しくconeco.netに登録させていただきましたzephyr0728ですよろしくお願いしま ...[続きを読む]

このレビューまたはこの商品に関連するツイート  

Twitter上の関連するツイートを抽出したものであり、(株)ベンチャーリパブリックが管理するものではございません。

Facebookでconeco.netの最新情報をチェック!

- PR -

購入に際してのご注意

  • coneco.netは価格比較サイトです。商品を取り扱う販売店ではありません。
  • 当サイトに掲載されている情報は常に正しい情報(価格・スペック等)を掲載できるよう心掛けておりますが、まれに誤った情報を掲載する可能性がございます。
  • 当サイトに掲載されている商品の画像について、正誤に関しては保証いたしかねます。
    ご購入前に必ずメーカーサイトや購入先のショップでご確認ください。
  • 当サイトに掲載されている送料について、ご購入前に必ず購入先のショップでご確認ください。
  • 購入前に必ずメーカー・各販売店で正確な情報をご確認ください。
  • 当サイトに掲載されている価格情報は、必ず「更新日時」も踏まえたうえでご参考ください。
  • 当サイトを利用して生じた損失・損害等、いかなる不利益も当社は保証いたしかねます。あらかじめご了承ください。免責事項
  • 価格等の間違いにお気づきの場合は、お手数ですがお問い合わせページからご連絡下さい。
  • ポイントパーク ボタンをクリックして『coneco.netポイントパーク』経由で購入するとPontaポイントが加算されます。
  • ポイントパーク ボタン以外のリンクをクリックした場合Pontaポイントは加算されませんのでご注意ください。
  • 複数回購入される場合は、その都度 ポイントパーク ボタンをクリックしてショップで購入してください。
  • 〔ガイド〕coneco.netポイントパークとは?   〔よくあるご質問〕ポイントの獲得について

ネット通販をご利用の際の注意点