電子書籍リーダー Reader Pocket Edition PRS-350 (シルバー)
現代の読書ツール
目が疲れにくい。軽くて、バッテリーの持ちも良い。晴天下でも読みやすい。
転送ソフトが使いづらい。ストアで本を探しづらい。
キンドルを含め、このようなデバイスにはしばらく興味を持っていましたが、この度、ケーズ電機で3980円で売られていたので購入しました。
本体は、文庫本より若干小さく、厚みもわずかです。その中に5インチの画面があります。
機能的には、英和辞典、英英辞典は内蔵されているとは言え、wifiも、音楽を聴くような機能も一切なく、読書をするために限定された潔さが気持ち良いです。
今まではiPadやスマホで読書をしていたのですが、バックライト付きの液晶は長時間の読書には向きません。目が痛くなりますし、バッテリーもそれほど持ちません。また外では光の関係で読みづらいです。このデバイスは、バックライトがないため、暗いところでは全く読めませんが、晴天下でも読みづらくはありません。文庫本とたいして変わらない感覚です。
液晶のように、細かい文字のギザギザが気になるということもなく、紙に印刷された文字のような美しさです。また文字のサイズは6段階で調節できます。添付写真の文字の大きさは一番小さい文字サイズです。
比較のために、このデバイスと文庫本を並べた写真を添付しました。さすがにコントラストは文庫本に比べると若干落ち、少し暗めの部屋では若干読みづらい気もしますが、明るい場所で読む限り読みづらいとは感じませんし、1時間2時間読んでいても、目が疲れるようなこともありません。
電子インク独特のものらしいですが、ページをめくる時に一瞬だけ画面が黒くなります。画面を一回全て消してまた表示するようです。子供向けの「せんせい」というお絵かきツールの仕組みに近いと聞いたことがあります。
気になる人はいるようですが、私は全く気になりませんでした。一瞬だけですし。
ページめくりは、画面下のボタンを押してもいいのですが、押しづらく使い勝手がいいとは言えません。画面はタッチパネルになっていますので、例えば左手で持つ場合、親指でシュッとなぞるだけでページがめくられます。
読書をする上では、最初に本を選んでさえしまえば、あとはページめくりが快適かどうかが最も重要だと思いますが、それについては問題ないと思いました。
英語の本を読む時のために、英和辞書と英英辞書が内蔵されており、単語をタップすると辞書を利用できます。まぁ、洋書を主に利用する人は多分Kindleを購入されているでしょうから、それほど利用されない機能かも知れませんね。
バッテリーは相当長持ちします。10000回のページ送りができると書かれてありました。このデバイスは、一度表示してしまえば、そのままにしておいてもバッテリーはほとんど減らないようです。電気を使うのは画面書きかえの時だけ。スリープモードなるものもありますが、それも電源オフ、画面オフになるのではなく、画面には写真が表示されています。本を読みかけで、そのまま居眠りしてしまった、ということがあっても問題ありません。
メモやしおりを入れる機能もあります。使いやすくはないのですが、必要な人には欠かせない機能なのでしょうね。
読みかけの本は、もし別の本に移ってまた戻っても、読みかけの部分から表示されますので、私にはしおりは必要
ありませんでした。ただ、大事な部分にチェックを入れたい場合は便利なのでしょうね。
気になる点について少々。
内蔵メモリには一般的な書籍なら1400冊入ると書かれていますが、それがコミックスになるとわずか35冊しか入りません。SDカードなどが使えない以上、内蔵メモリ2GBは、もう少し増やしてほしいところです。
このデバイスは、通信機能がありませんので、パソコンが必須です。インターネットの使えるパソコンで電子書籍を購入し、それを転送する必要があります。パソコンが苦手な方にはちょっと敷居が高い感じです。
一番気になったのは、転送ソフトの使い勝手の悪さと、操作性の悪さ。購入して転送の流れがわかりづらいだけでなく、我が家のWindows7のパソコンで、しばしばソフトが応答不能になって強制終了させられます。途中までは作業が進んでいるため、本文を読み出せない(タイトルだけの)書籍タイトルが、リーダーの書籍一覧に増えてしまい、酷い時は、まともに転送されるまでに5回ほど応答不能を繰り返したため、失敗した5つの書籍タイトルを一つ一つ削除しなくてはいけませんでした。
本のデータを売っているショップについて、ソニーのお店だけではなくその他のお店もいくつか使えるようですが、実際は重複している本が多く、読める本の冊数がそれほど多くは感じません。まだ電子化作業は進んでいないようで、読みたい本があっても、それが電子化されていないため読めないことがよくあります。話題になった大手の本ぐらいはあるかと思いきや、全然ないのです。また、本の検索もあまりしやすいとは言えません。著者が誰で、タイトルが何かわかっている場合は検索できますが、ふらっと本屋に立ち寄って、面白そうな本を手に取り、パラパラとめくってみて気に入ったから購入、みたいな買い方はできません。そのあたりの工夫が絶対的に足りないと思いました。
コミックに関しては、このデバイスでは読む気は起きませんし、実際に読みづらいと思います。本の価格も、全体的に高い気がします。紙でできた本よりわずかに安いぐらいでは、やっぱり紙の本の方が財産として残るし、そっちを買おうという気になるのではないでしょうか。材料も流通コストもかからないのですから、もう少し安くしたり、時にはバーゲンとか、まとめ買い割引とか、色々と工夫してほしいものです。 そのあたりが、なかなか普及できない原因ではないでしょうか。(AMAZONがそのあたりを打破してくれるかと期待はしています。そうなればソニーの本屋でも追随せざるを得ないでしょう)
本を読むことに限ればとても完成度の高いデバイスであり星5つでもいいのですが、それを生かす転送ソフトと電子書店がイマイチのため、評価を減らさせていただきました。多少の不満はあれど、安価で購入できたこともあり、当分使い倒していきたいと思っています。
2/12 更新
読書していてふと気付いたのですが、縦書きの表示の時、左右どちらかにずれている漢字が結構あるのです。
縦書き用に最適化されていないフォントなんでしょうか。また、常用漢字にないもの?は、他の字に比べて統一感のないものもあります。気になる人は気になるかも。
3/15 更新
初回のレビューで、転送ソフトの応答不能について書きましたが、根気強く待てばそのまま転送完了することがわかりました。時間がかかる時があるということですね。
画面のタッチセンサーは、たまに反応が悪く、数回ページめくりをしないと反応しないことがあります。先日は、一度だけですが、何も触れていないのに猛烈な勢いでページがめくられる現象がありました。慌てて画面に触れたら停止しましたが。
本体裏はマグネットが内蔵されているようですね。直立した金属板に張り付くというほどではないですが。
11人中、11人のユーザーが、このレビューを「役に立つ」と投票しています。
[データ更新日時:2012/05/25 03:20]
最安値¥8,746
平均価格:¥11,327
みんなの評価
価格比較リスト
※購入前に、必ず注意事項をお読み下さい。
電子書籍リーダー Reader Pocket Edition PRS-350 (シルバー)のその他のレビュー新着順
iPadも所有していて、電子書籍を閲覧していましたが、結構重いのと液晶なので目が疲れるので、Sony Reader「PRS-350」を購入しま ...[続きを読む]