大学で先生用の事務パソコンを組むことになったので、低発熱・安価・静音をキーワードにこのPentium Dual-Core E2200で組んでみました。個人的にはどちらかというとAMD派なので、すでに自分で所有している
Athlon 64 X2 5000+ Black Editionも選択肢に挙がりましたが、ケースを省スペースのものにする必要があり(InWin BK623)、CPUクーラーの関係上、今回はIntelで組みました。
本製品のCPUクロックは200MHz×11=2.20GHzで、L2キャッシュが1MBと小さいこと以外はアーキテクチャなどはCore2シリーズと同じです。
CPU-Zで確認したところ、EISTが有効でアイドル時のコア電圧が1.168V (1.2GHz)、ベンチマーク時は1.296V、ステッピングはM0でした。
E6600で組んだPCのCPUを換装してみて、狙い通りに消費電力が低く抑えられているか、性能はどうかをベンチマークとワットチェッカーで確かめました。その他の主要なスペックはマザーボードがGIGABYTE GA-965GM-DS2 (G965内蔵)、HDDが日立T7K 320GB・メモリDDR2-6400 1GBx2・DVD+-RW・FAN 2個です。(なお、E6600はB2ステッピング)
・E2200(200x11=2.20GHz)
superπ 104万桁 27sec
Crystal Mark 2004 Total=78718, ALU=19603, FPU=24395
CineBench 9.5 1CPU=366, xCPU=676
アイドル時 64W・ベンチマーク最大時 97W
・E6600(266x8=2.40GHz)
superπ 104万桁 22sec
Crystal Mark 2004 Total=83163, ALU=20891, FPU=24638
CineBench 9.5 1CPU=391, xCPU=719
アイドル時 70W・ベンチマーク最大時 118W
Penium Dual-Coreのほうがベークスロックが低い(200MHz VS 266MHz)のに、アイドル時の倍率が6倍で共通なため、アイドル時の消費電力が低いようです。さすがにベンチマーク結果ではかないませんが、
コストパフォーマンスが抜群です。MBが違うので単純比較できませんが、Crystal Mark 2004の値だけで見ると、
Athlon 64 X2 5000+ Black Edition。を2.7GHzまでオーバークロックしたときと同等でした。ベンチ結果だけ見るとAMDきついですね・・・
なお、
Vistaエクスペリエンスインデックスは定格で5.1でした。
あと、事務用途には本来関係ないのですが、EIST等をBIOSで切ってオーバークロックも試してみましたので報告します。(完全に趣味の世界ですね・・・)
・E2200(
218x11=2.40GHz)→E6600と同じクロック
superπ 104万桁 25sec
Crystal Mark 2004 Total=83694, ALU=20966, FPU=25252
CineBench 9.5 1CPU=393, xCPU=725
アイドル時 69W・ベンチマーク最大時 102W
・E2200(
242x11=2.66GHz)→E6700と同じクロック
superπ 104万桁 23sec
Crystal Mark 2004 Total=91065, ALU=23159, FPU=27994
CineBench 9.5 1CPU=435, xCPU=798
アイドル時 69W・ベンチマーク最大時 106W
superπではL2の少なさが効いていますが、ほかのベンチマークではCoreシリーズとあまり変わりませんでした。マザーボードが悪いのか、メモリが悪いのか、CPU自身が回らないのかわかりませんが、今ひとつという印象です。
なお、付属のCPUクーラーは従来のCore2シリーズのCPUクーラーに比べて少し低く、中央の材質も銅からアルミになっています。ところが、発熱自体は特に気になるほどではなかったので、OCしない限り付属品で冷却性能は十分だろうと思います。
総括ですが、動画エンコード・3Dゲーム・OCは向かないのの、事務用途のPCには最新CPUの中でかなり良い選択でしょう。現在はPentium Dual-Coreシリーズに倍率12倍・2.40GHzのE2220がありますので、新規に組まれる方はそちらのほうが良いでしょう。