ZM660-XT
「高品質PC電源を手に入れるとはどういう事か」
+12Vラインが4系統、各20Aあり、高消費電力CPU&GPUでも十分な出力
長さが18cmと大きめなので、ケースを選びます。
(本レビューは、PCパーツ長者特別企画『ZALMANファン感謝祭』の体験レビューです。)
現在仕様している電源は、サイズの「剛力プラグイン 550W」。
2年ほど前、先代の電源が突然死 Σ(゚Д゚;)ガビーン してしまい、予算もなにもなく急遽購入したものです。^^;
当時はまだ80 PLUS認証電源が割高で手が出ず、「550W」「プラグイン」という言葉だけで選択した電源ですが、今になって困った自体に陥ってしまっています。(;^ω^)ブヒ
というのも、この電源、出力の多くを5Vラインに振っている旧設計の電源なため、CPUやGPUが高性能化(≒消費電力の増大化)してきた現在、12Vラインの出力が不足してしてきているのです。。。
オイラの主なPC構成は下記の通り↓
OS :Windows 7 Home Premium 64bit
M/B :ASUS 7P55D
CPU :Intel Core i7 860
CPU Cooler :COOLER MASTER Hyper 212 Plus
MEM :CFD W3U1600HQ-2G (2GB×2枚)
グラボ :ZOTAC 9600GT
グラボCooler :ZALMAN VF900-Cu
SDD :Intel SSDSA2MH080G2R5 (80GB)
HDD1 :日立 HDS722020ALA330 (2TB)
HDD2 :日立 HDT725032VLA360 (320GB)
DVDドライブ :SONY Optiarc DVD RW AD-7170S
TVチューナー :BUFFALO DT-H10/PCI
CASE :COOLER MASTER CM 690
CASE Fan :12cm×5、14cm×1
POWER :サイズ GOURIKI-P-550A(550W)
(変更後)→ :ZALMAN ZM660-XT(660W)
そうなんです、ゲームもするPCとしては、グラボがちょっと寂しいのです。 (;´∀`)アハ
「あ~、今年は『FF14』も出るし、そろそろグラフィックボードを強化しないとなぁ・・」といった状況です。
しかし、それには電源の出力に不安が残ります、、、
◆旧式、非80 PLUS認証電源って、実際どうよ?
具体的に、現在の消費電力を12V、5V、3.3Vごとに集計してみた結果が画像1の(表1)です。
※各パーツの消費電力は概算です。正確な消費電力は各パーツのメーカーにてご確認下さい。+12Vの系統番号は表作成のために便宜上つけた番号です、製品の系統番号とは異なります。
おそろしくバランスの悪い状態であることがお分かり頂けるかと思いますw
12Vラインは既にいっぱいいっぱいで、グラフィックボードの強化など行う余地がありません。><;
その反面、5Vラインはひたすら無駄に余裕があります。。。
また、12Vラインは「CPU」と、「その他」の2系統しかなく、CPU以外のすべて(グラボをはじめ、HDD、DVDドライブ、ケースファンなど)を、第2系統一本でまかなわなくてはならないため、非常に無理があります。この辺りは、モロに設計の古さが出ています。
ちなみに、この電源のままVGAを「Radeon HD 5850」にしてみるとどうなるのか計算してみた結果が画像1の(表2)です。
・・・明らかに限界を超えてしまいますw(爆)
◆ZALMANが造った高品質電源「ZM660-XT」とは?!
こんな状況で、今回ZALMAN社製「ZM660-XT」を試すチャンスを頂くことができました。
ZALMANといえば、独自の形状を採用し優れた冷却性能を誇るCPU・グラボクーラーの印象が強いメーカーさんです。
かく言うオイラも、上記のように「9600GT」を『笊化』したグラフィックボードを愛用しています。
そんなZALMANが造ったPC電源とはどのようなものなのか?!
この電源の特徴をざっとまとめると以下の通りです。
・ 80 PLUS BRONZE認証
・ ヒートパイプ+放熱フィンによる冷却機構を採用(画像2)
・ 内部にも大型ヒートシンクが鎮座しておられます(画像3)
・ 4系統、各20Aの12Vラインを装備(SLI/Cross Fire対応)
・ 安定+高寿命な、日本製固体コンデンサー採用(画像2)
・ コネクタ端子は金メッキ処理で電力ロスを低減(画像2)
・ 大型14cmのファンを低速で運用し静音
・ 着脱式ケーブル採用
・ ケーブルは配線がきれいにまとまるスリムなフレキシブルタイプ
(さらに、マジックテープ式 ケーブル結束バンド、短4本、長1本を、標準で付属していたり、電源内部に高輝度ブルーLEDを4個搭載(画像2)していたり、側面には型押しのZALMANロゴがあったり(画像3)と、自作っか~心をくすぐる配慮もポイント高いですw)
80 PLUS認証の各グレードについておさらいしておくと、
「STANDERD」低負荷時80%、中負荷時80%、高負荷時80%
「BRONZE」 低負荷時82%、中負荷時85%、高負荷時82%
「SILVER」 低負荷時85%、中負荷時88%、高負荷時85%
「GOLD」 低負荷時87%、中負荷時90%、高負荷時87%
と、それぞれの負荷時の出力をクリアして初めて取得できる認証です。
言うまでもなく、GOLD認証が最も優れています。ただ、現実的にはGOLD、SILVER認証電源はまだまだ種類が少なく、価格面でもプレミアが付いており、お買い得とは言えないのが難点です。
(´ε`;)ウーン…
ところで、この「ZM660-XT」はBLONZE認証ですが、中負荷時には88%とSILVER並の変換効率を誇ります。 (・∀・)ワオ!!
変換効率が高いということは、単に「エコ」「電気代節約」というメリットだけではありません。無駄にロスしてしまった電力は当然「熱」に変換されてしまいますので、
それを低減するということは「無駄な発熱を減らす」ことになり、「ファンの回転数が抑えられ静音化」「コンデンサーなどの各パーツに掛かる負担が低減 → 長寿命化」といったメリットも生み出します。
さらにヒートパイプ式冷却機構を採用することで、高冷却性能を装備し、電源の保証期間としては比較的長い『3年間メーカー保証』を実現したあたりからも、ZALMANの自信の程が伺えます。
ちなみに、サイズは180x150x86mmと、長さが18cmと大きめです。^^;
オイラの使用しているケース「CM690」では、この長さのため(画像4)のように、裏面配線用のメンテナンスホールを半分ふさいでしまうので、ちょっと配線がしずらいということもあり、今回は電源ファンの吸気面を上向き(ケース内部方向)に向けて設置しました。
(この方が、ZALMANロゴも見えるし、ブルーLEDの存在も生かせますしね。^^b)
それと、「CM690」のPCケース底面の吸気ファンが邪魔で、電源のコネクタ差込口のうち、下半分が干渉して使えなくなってしまいました。
ただ、実際問題としては、使用したケーブルはSATA×2本、ODD/HDD×1本のみなので、上半分のコネクタ差し込み口だけで十分でした。(もし、必要が出たときでも底面ファンを外せば良いだけなので、まあ、特に問題は無いです。)
何気にポイント高いのが、スリムフレキシブルケーブルです。ケーブルがフラットにまとまっているので、ナイロン結束バンドを使う必要が無く、綺麗に配線がまとまります。
また、こういったケーブルのデメリットとして、ケーブルをまとめたことにより、全体が固くなって配線の取り回しがしづらいという事が、えてしてありますが、
そのあたりも配慮されており、接続部分に近い部分だけは、あえてケーブルをバラの状態のままにしておいて、柔軟さを上手く合わせ持たせています。 (σ・∀・)σ グッジョブ!!
※ただ、24pinメインコネクタのプラスティックコネクタの作りが若干甘く、差し込みに支障が出る程度のバリがありました。(カッターでバリ取り作業をしました。所要時間30秒w)
それと、付属の電源ケーブルがアース付きの3足タイプでしたが、うちのボロアパートにはそのような高尚な差込口は存在しないので、ジャンクの通常の2足コンセントを使用しました。
(3足対応の電源タップを使用して回避することもできるので、この辺りは特に問題ないでしょう。)
PC電源を入れて動かしてみたところ、14cmの大型ファンは思っていたよりもさらに低速で、ゆったりと回り、静音というよりは、ほぼ無音に近い状態で回っています。
実際にCPUとVGAに負荷をかけてみましたが、「3DMark06」程度の負荷では、電源の発熱、電源ファンの騒音とも、アイドル時と全く差が分からないほどでした。 ((´^ω^))ウンウン
◆新世代、高品質PC電源の実力や如何に?!
さあ、では電源を「ZM660-XT」に換えると電源の使用率はどうなるのか?! 結果が画像1の(表3)です。
消費電力の大きい「HD 5850」を搭載したとしても、十分な出力があります。 ♪~(´ε` )
また、各電圧、各系統のバランスも取れ、不必要な負荷や無駄な余力も無く、電源の総合出力を十分に生かすことが出来ています。
^^b
ハイエンドグラボを2枚差し(SLI/Cross Fire)するようなベンチマーカーさんやハイエンドゲーマーさんで無い限りは、1枚差しであればどのようなVGAでも、660Wで十分な総合出力があると言えます。
※ 参考までに、NVIDIAの大飯喰らいグラボ「GTX295」を載せた場合を計算してみましたw 画像1の(表4)
「GTX295」のような、ハイエンドデュアルGPUグラフィックボードでも、補助電源に12Vライン3と4の2系統を回すことで十分な電力供給ができそうです。^^v
(数字的にはパッと見、ちょっと高い感じがするように見えますが、現実問題としてCPU、VGA、HDD類、光学ドライブ類などが全て全開で回るケースはそうそう有りませんので、実際にはもっと余裕が有るでしょう。)
◆高品質なPC電源を装備するとはどのような事なのか?
結論としては、
「ZM660-XT」は660Wというミドルレンジの出力ながら、高い変換効率と、優れた冷却性能で、シングルVGA環境であれば現行のどのようなグラボにも対応できる出力を持っています。
オイラもこれからグラボを強化したいと考えていますが、そこで改めて思い知らされるのが、「この電源であれば、電源の出力がどうとか全く考えずに、自由にパーツを選ぶことが出来る!」という安心感でした。
また、PCの挙動が不安定になった場合など、これまでは「電源の出力不足か?」「メモリーエラーか?」「マザーボードの不具合か?」など、問題の切り分けに悩まされていましたが、
この電源であれば電力供給の不足という可能性をカット出来るので、安心して他の箇所の不具合チェックに進む事ができるでしょう。
これこそ、自作PCユーザーが、高品質電源を選ぶ最大のメリットと言えるかもしれません。
※2/26追記----------------------------------------
EPS12電源延長ケーブルを購入したので、CPU電源ケーブルを
裏配線にしました。画像4を差し替え。
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※画像2は「Zalman Tech Co.,Ltd.」及び、国内代理店「株式会社アスク」の許可を得て、メーカーサイトの画像を加工編集したものです。
なお、著作権はZalman Tech Co.,Ltd.に帰属致しますので許可無く複製・転載することを禁じます。
【conecoからのおしらせ】PCパーツ長者特別企画「ZALMANファン感謝祭」はこちら
※3/15追記----------------------------------------
この電源を導入して約一ヶ月経過しました。動作は全く安定しており何の問題もないのですが、一つ問題が・・・
それは、この電源が「静かすぎる」ということです。オイラの爆音PCではせっかくの静音性を生かすことが出来ない、、
ということで、爆音PCケースを何とか静音化してみました。
→ 『クーラーマスターの「CM 690」を、無理やり静音化してみたw』(ブログ)
→ 『「紳士ファン」を、CPUクーラーに付けてみた』(レビュー)
上記の変更で全体にかなり静音化が出来ましたが、それでもまだこの電源の静音性に見合うレベルには到達出来ていません。そういう意味では、静音性の高いケースや構成においてこそ真価を発揮する電源と言えるかもしれません。^^
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9人中、9人のユーザーが、このレビューを「役に立つ」と投票しています。
[データ更新日時:2012/05/23 06:20]
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平均価格:¥19,565
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