当方が前に書いた
氷室のレビューでは
『S-ATA接続のHDDを使用する場合、コネクタは基本的にストレートタイプのみしか使用出来ず』と書きましたが、通常タイプのコネクタを使用出来るように加工する事にしてみました。
まず使用する工具ですが、こちらは切断面を滑らかにする
金ヤスリと、
金切りバサミ、ペンチかプライヤの3つだけでOKです。
上記工具について、「金ヤスリはともかく、何故ノコではなくハサミなのか」と思われるかもしれませんが、金ノコの場合は最初の内は問題無いのですが、
刃を入れていく最中にシンクのほかのフィンに刃先が当たって加工し難い・加工出来ない状態になります。
ですが、金切りバサミの場合は刃先さえ入れば切る事が出来ますので、本製品のような構造の物には金切りハサミの方が有利です。
ただし、
金切りバサミといっても一概に何でもいいかというとそうではなく、本製品についてはアルミで出来ている
とはいえフィンの厚みは2mmから3mm近くある為、当方が使用したような、通称
〝倍力〟(※)と呼ばれるタイプのハサミでないと切れないので注意してください
(倍力ハサミであっても切断には割と力がいるので注意)続いて加工ですが、こちらについては強度を考えるとフィン1ライン全部ではなく、必要とする部分だけ切り落とす方が無難かと思われます。
その切り落としですが、まず初めにHDDのコネクタの位置を確認し印をつけ、もし内部にHDDを入れたままの場合はHDDを取り外します。
次に切り落としですが、こちらについてはまず両端を切断し、その次に切り落とす部分にも3~5本切り込みを入れます。この際の注意ですが、切る対象がアルミとはいえそれなりに厚みがありますので、ハサミで切る際は力を要します。
そして切り込みを入れましたら、切り込み同士の間をペンチではさみ、ヘシ折ります。その際ですが、ヘシ折り方自体は力任せになりますが、
本体の持ち方を考慮しないと力に負けて本体が曲がってしまう為に注意が必要です。
フィンを折り取ったらヤスリかけですが、こちらについては最低でもバリが無くなるように行います(切断面でケーブル被覆が傷付いて電線が露出しないようにする為)
そしてヤスリかけが終わったら最後に本体の清掃を行います。清掃での注意ですが、念を入れてヤスリかけをした粉を落としておかないと
ケース内にアルミ粉が飛散し、ショートによる破損が発生する可能性があるので念入りに行う必要があります。
上記手順を踏まえれば画像のように従来では使用が出来なかった電源コネクタが使用出来るようになりますが、ここで1つの注意点があります。
それは、
これはあくまでも電源コネクタ用の加工であり、L型S-ATAコネクタは上記加工でも使用出来ないという点があり、これも画像を見てもらえれば良く判りますが、
電源コネクタはL型部分から端子先が離れている為に奥まで入り使用出来ますが、
S-ATAの方はL型部分から端子先までの距離が短い為にまだ干渉していて使用出来ない、という状態です。
今回の加工は完全な成功とまではいきませんでしたが、マザーボードに付属しているS-ATAケーブルは大抵がストレートタイプと、電源コネクタと違ってストレートタイプの方が普及しているという現状から電源コネクタの問題は解消出来たという事で良しとします。
《8/11更新》ScytheのHPを確認すると現在のロットはL型ケーブルが使用できるように最初から該当箇所のフィンを無くしているようです。
当方が購入したのは初期ロットだったようですが、購入時には店員さんに質問する等して確認をした方が良さそうです。