発売してから既に半年以上経つ本製品、冷えるとは聞いていましたが、これまではこのメーカーのブランドという事(このメーカーの製品には過去何度も失望させられている)、そして何より動作時の騒音が五月蝿く、しかも電源供給が通常のファンコネクタではなくペリフェラル端子の為にファンコン制御できない、という事から敬遠し続けていました。
しかし、この度使用開始した
RADEON HD4850でいよいよもって
CrossFire(以下CF)を
組んでみたいという願望が出てきたのですが(
玄人志向HD4850との組み合わせにてDuOrb装着状態でCrossFireを組みました)、他社製のVGAクーラーで当方が今までレビューを行ってきた製品(
Accelero-S1(Rev.2含む)と
Z-MachineGV1000の2製品が該当。
CoolViva-Proは3スロット消費型の時点で選外)ではどの製品もCFブリッジ端子に干渉し、CFを組めそうに無いという欠点があり、当方的な選択肢として本製品かZALMAN製VF900-Cuのどちらか、という状態になったのですが……ここで問題として後者は人気こそ高い製品ですが、この形状から冷却性能も他の試した製品に届くとは思えなかったこと、逆に本製品は形状の関係からファン1つ辺りの大きさやフィン枚数は減少しているものの、後者製品を2つ合わせたような形状からこちらの方が冷えそう、という事で敢えて騒音覚悟で本製品にしました。
そして悩んだ結果の購入だったのですが、いざ動作させてみると予想ほどではないにしろ確かに少し五月蝿い。では何かいい方法・どうにか回転数を制御する方法は無いかと考えながら冷却パーツの取り扱いに定評のある
CUSTOMさんのHPを見ていると、そこで
この製品『AINEX CA-03PF』が目に入り、これならいけるのでは?と思い、商品単価も安い事から物は試しと購入、取り付けてみました(動作状況は動画を参照。
ショボい携帯のカメラで撮影した為に画質が悪く、また操作状況を画面に入れる為にカメラを離して撮影した為にファン本来の騒音を入れる事ができていませんが、その辺りはご愛嬌、という事で御勘弁下さい動画を差替えました)
結果としてですが……当方が所有するファンコン『
KAZE-MASTER』に接続して試したところ、
回転数の制御が可能になり、騒音を減らす事に成功しました。
ただし
欠点として、構造上から回転数を読み取る機能が無い為にどの程度の回転数であれば静音性と冷却性の両立が可能かが判らないという欠点があります。
《7/1追記》本日RADEON HD4850へ取り付けを行いました。
取付方法ですが、新しい製品の為に対応表には載っていませんが、従来のRADEON X19xx系と同じ仕様で取り付けが可能です。
肝心の性能ですが、以下の結果になりました。
※テスト環境※
ケース内温度:26℃
計測箇所:GPUコア(GPU-Z 0.2.5 GPU Temprature #1)
負荷ソフト:はとぅねベンチ(ループ動作)
【最大回転時】
アイドル時:41℃
負荷時:63℃
【静音動作時】
アイドル時:41℃
負荷時:65℃
この結果を見ると、リファレンスクーラーよりは冷えるが、評判ほど高性能でもない、というところでしょうか(世代的に一世代前のVGAクーラーの為、発熱の大きいHD4850相手では上々なのかもしれませんが)
ちなみにGPU-Zですが、取付前に使用したバージョン(Ver.0.2.5)が現在(Ver.0.2.6)のものと違うのですが、これについては計測温度が前バージョンでは1つだけだったのが2つ増えた状態となっています。
ただ、
こちらに関してはどこの温度を指しているのかわかりませんが(
Ver.0.2.7にて改善、該当場所の表記あり)、#2については最大回転時ですら73℃(静音動作時で75℃)を表示している為、冷却についてはまだまだ課題がありそうです。
ちなみに懸念していたCrossFireブリッジですが、ギリギリ回避している為、中型以上の交換型VGAクーラーでは珍しくCrossFire(おそらくはSLIも)可能となっています。
《8/16追記》携帯電話で撮影した動画からデジカメで撮影した動画へ差替えました。
動作状況としては
ZALMAN ZM-MFC1 PlusとAINEX CA-03PFを使用(以前コメントにて『半田を使うなりして改造をしては?』とありましたが(コメントをくれた方、レス返信しなくて申し訳ありません)CFX化を見据えてCA-03PF1つにDuOrbを2つ繋げるという事を考えていたので、敢えてこの方法を採っています)して
〝最小〟⇔〝最大(デフォルト回転)〟の状況をテストしています。
動画の音声を聞くと他のファンの音も拾っている為に若干騒々しい状態ですが、LEDの発光が強くなるにつれ周りの騒音よりもDuOrbからの騒音が激しくなっているのが判るかと思います。