今年に入って、「GeForce 7950 GT」や「Radeon X1950 XT」などのハイエンドGPUを搭載したAGP対応ビデオカードがリリースされで、性能自体の優位性は薄くなった「GeForce 7600 GT」搭載製品ですが、AGP対応ビデオカードとしては性能・消費電力・価格のバランスが良い製品だと思います。
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AGPスロット搭載PCのアップグレード用 AGPスロットを備えているPCのアップグレード用としての導入を考えた場合、ハイエンドGPU搭載製品は性能が高い代わりに消費電力も大きく、ビデオカード以外のパーツがボトルネックとなって本来の性能を引き出せない可能性があります。
アップグレード用に購入したパーツを本来の性能で動作させる為に、電源の買い替えやCPUの換装などを行っていては本末転倒ですから、アップグレード用として購入する事を考えるのであれば、個人的には「GeForce 7600 GT」までがお勧めです。これ以上の性能を必要としているのであれば、PCI Express x16スロットを備えたPCへの移行を考えた方が良いと思います。
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あくまでもAGP対応製品 この製品の最大のセールスポイントであると同時に悪い面でもあるのが、AGP対応ビデオカードであるという事です。
PCI Express x16スロットを備えていないPCの延命用として利用できるAGP対応ビデオカードですが、逆にこれから先、新たに登場するマザーボードなどにAGPスロットが標準で搭載される可能性は限りなくゼロに近いので、将来性という面ではほとんど期待する事が出来ません。
ASRockなど、一部のメーカーは最新のCPUに対応しつつAGPスロットを搭載したマザーボードをリリースしていますが、そのようなマザーボードの選択肢は決して多くないうえ、旧来のチップセットで無理やり最新の環境に対応させている場合が多いという不安要素もあります。
いまAGP対応ビデオカードの購入を検討するのであれば、将来性がない事を理解したうえで許容できる出費なのかを良く考えた方が良さそうです。
─ 以下おまけ ─◇
AGPの世代に要注意 AGP対応ビデオカードを購入する場合は、自分のマザーボードに搭載されているAGPスロットの世代に注意する必要があります。
AGPには1996年にAGPスロットとして初登場した「AGP 1.0」、1998年にAGP 4X(1066MB/s)を新たにサポートした「AGP 2.0」、2002年9月にAGP 8X(2166MB/s)をサポートした「AGP 3.0」と、3世代の規格があります。この規格ではサポートされる転送速度以外に、ビデオカードを動作させる信号電圧も変更されており、以下のようになっています。
「AGP 1.0」転送速度 1x、2x
信号電圧 3.3V
「AGP 2.0」転送速度 1x、2x、4x
信号電圧 1.5V
「AGP 3.0」転送速度 4x、8x
信号電圧 0.8V
このように、世代を経るごとに信号電圧は低下しており、最新の「AGP 3.0」では0.8Vとなっています。実はこれが非常に問題で、最近発売されているAGP対応ビデオカード(特に高性能なもの)の多くは「AGP 3.0専用」となっています。この「AGP 3.0専用」専用ビデオカードを「AGP 2.0」に差した場合、0.8V用に設計された回路に1.5Vの信号電圧がかかる為、過電圧で回路が焼損します。(
最悪発火してしまいます)
AGP対応ビデオカードには「AGP 2.0/3.0両対応」のものもありますが、まずは自分のマザーボードがどの規格に対応しているのかを確認をとってから購入を検討した方が無難です。
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GeForce 7800 GSと比較した場合 以下のページにXFX製の「GeForce 7800 GS」とこの製品を比較しいた結果を掲載しています。去年の11月に行った比較テストですが興味のある方はご覧ください。
GeForce 7600 GT・7800GS比較テスト