EarthWatts EA-650-PLATINUM
EA-650-PLATINUMプラチナ電源の実力に迫る
コンパクトで消費電力も抑えられて、値段も他に比べて安い
ケーブルに選択肢がない
このレビューはconeco.netの体験レビューです。
今回は、Antec社のEA-650 Platinumをお借りすることが出来ましたので、早速検証してみたいと思います。
■ファーストインプレッション
Platinum電源ということで、結構丁寧な梱包を想像していたのですが、簡素な包装で付属品も必要最低限といった感じでした。
電源は中身が一番重要なのでこれは有難い配慮だと思います。
電源本体は予想以上にコンパクトというイメージを受けました。ケーブルは今時珍しく非プラグインで、必要な物が揃っているかな?と思ったら、最近ハイエンドマザーで定番の補助電源二基には対応していませんでした。
また、VGAも8Pin二基のみなので、マルチGPUはあまり得意では無さそうです。
思いっ切った商品だなというのが正直な感想です。
■商品概要
80PLUS PLUTINUM認証電源コンパクト(奥行:140mm)なATX Ver2.3に準拠した電源で、ケーブルのプラグインは採用していません。
冷却FANは120mm角の物を採用、温度制御で回転数を変化させており、完全に停止はしませんでしたが静穏性に優れています。
最大出力は650Wで、12Vが4系統各30Aまでの大出力に対応。
ACの入力は、自動で100~240Vまで対応し、スイッチ無しで海外での使用にも耐えます。
各ケーブルの配置や長さは図を参照のこと
保護回路は以下の8種類搭載
・過電流保護 (OCP)
・過電圧保護 (OVP)
・短絡保護 (SCP)
・過電力保護 (OPP)
・サージ・突入電流保護(SIP)
・無負荷定格速度運転(NLO)
・低入力電圧保護(BOP)
・不足電圧保護回路 (UVP)
発熱も抑えられており触った感じ熱くなるような事はありませんでした。
■比較検証
使用していた、80PLUS認証の無い同出力の電源(Abee社製 S-650EC)と色々比較してみました。
全くの同環境を用い、電源だけ交換して比較検証を行いました。
また、電力の消費量を上げるため、基本環境は変えずVGAを交換しました。
〈基本環境〉
CPU:AMD FX-8150
CPUクーラー:Gelid GX-7
MEM:Corsair CMG6GX3M3A2000C8 2GB×2
M/B:ASUS Crosshair V Formula
SSD:CFD CSSD-SM64WJ3
CASE:まな板
OS:Windows7pro
また、電源に負荷をかけるため、OCCTとMonsterHunterFriontier【大討伐】を使用しました。なお計測電圧は、ワットチェッカーによる目測で、最大と思われる値を抽出しています。
結果は、EA650PLATINUM/S-650EC で記載します。
▼低負荷環境
VGA:HD6450を使用
アイドル電力
66W/82W
OCCT中電力
191W/230W
MonsterHunterFrontier【大討伐】
110W/139W
▼中負荷環境
VGA:HD6870を使用
アイドル電力
78W/96W
OCCT中電力
204W/243W
MonsterHunterFrontier【大討伐】
235W/278W
▼高負荷環境
VGA:HD6970を使用
アイドル電力
78W/97W
OCCT中電力
204W/245W
MonsterHunterFrontier【大討伐】
309W/371W
負荷が大きくなるほど、消費電力の差も大きくなるようで、最大62Wもの大差が付きました。
消費電力の差が大きいのはわかったので、次に出力電圧を調べてみることにします。
12V出力にテスターを繋ぎ、MonsterHunterFrontier【大討伐】が実行されている間の12V出力の様子を秒単位でログを取りグラフ化してみました。
HD6450、HD6870、HD6970にて各一回計測しましたが、データ破損のためHD6450とHD6970のデータのみ記載します。
[基本データ]
室温:19℃
コンセント電圧:100.7V
▼アイドル時
・EA650PLATINUM
12V・・・12.40V
5V・・・5.13V
・S-650EC
12V・・・12.64V
5V・・・5.23V
S-650ECは、やや高めの値を示しています
▼低負荷時
VGA:HD6450を使用
EA650PLATINUM・・12.40V~12.42V
S-650EC・・・・・12.59V~12.62V
双方とも大きな振れはなく、比較的安定しています。
▼高負荷時
VGA:HD6970を使用
EA650PLATINUM・・12.31V~12.34V
S-650EC・・・・・12.52V~12.33V
ベンチ開始ととも、S-650ECの電圧は下がっていき低負荷時に比べて不安定な波となりました、EA650PLATINUMは若干の低下と振れはあるものの比較的安定しています。
■長所
・無駄の少ない商品構成
・消費電力も大幅に改善される
・コンパクトで静穏性も高い
・発熱が小さい
■短所
・650W対応なら補助電源はもう一系統あっても良いと思う
・一部でもプラグイン化されていた方が便利
・ケーブルに選択肢が少ない
■雑記
初めてレビュー内でテスターを使用してみましたが、結構結果が面白くて興味深いものでした。
古い電源に比べて、新しい電源は単に電源効率が上げっているだけでなく、安定した電圧の出力を行っている事が判明しました。
安定環境を長く維持するために古い電源のリプレイスは積極的に行っていきたいですね。
電源とは全く関係ない話なのですが、限界付近の負荷をかけるためSLIを組んだのですが、CrosshairVではSLIの設定が出来ませんでした。
990FXってSLIできましたよね??謎が残りましたw
LastUpdate 2012/03/04 22:00
【追記】
現在ケースに組み込んで常用していますが、特に問題は起きていません。
コンデンサやFANからの異音もなく、また静音性も保っています。
現在の電圧の出力は
▼アイドル時
5V----5.15V(5.13V)
12V----12.36V(12.40V)
※入力電圧 102.3V
室温 20℃
となっており、一応へたった感じもありません。
入力電圧に誤差が出ていますが、この電源は100V専用ではありませんので、まずまずの結果だと思います。
値段にしては良い電源だと思いますが、ケーブルの長さや種類的にケースを選ぶ気がしますので、その点だけは注意された方が良いと思います。
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[データ更新日時:2012/05/21 18:20]
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