ブレーン PW-GC590-B (マットブラック)

[電子辞書/電子手帳]シャープ/SHARP

ブレーン PW-GC590-B (マットブラック)

購入価格:¥31,800 購入日:2009年3月 購入店:通販 (自主購入ではない為詳細不明)

みんなの評価みんなの評価:5.0 / 5.0 (1商品レビュー)

►レビュー数:1 ►ブックマーク数:0

Laurencia D. Starkeyさんの評価

満足度:5 star rating

価格
収録辞書数
使いやすさ
画面見やすさ
デザイン
  • レビュー本文表示幅
  • レビュー本文表示幅【狭い】
  • レビュー本文表示幅【広い】
  • 文字サイズ
  • 文字サイズ【中】
  • 文字サイズ【大】

電子辞書の革命再び―タッチパネル搭載の新世代電子辞書

タッチパネルの便利さ、カラー、豊富で増やせるコンテンツ、ダウンロードで無限の可能性

他機種に比べて重くて、大きめ、また目玉の一つDLCの質もとい扱われ方がかなり粗末、その他細かい点少々

Brain 本体。上は旧世代機 本体内装
(動画準備中で、今後追加予定です。)

もう 1 年と何ヶ月も前に、同じ SHARP の PW-N8100 という電子辞書を購入しました。これは、電子辞書がカラーになって初期の機種であり、当時は電子辞書が白黒ではないというだけで既に視覚的な面からの印象、それのみならず全体の評価を高くするには十分な試みであったと思います。しかしながら、SHARP の電子辞書は一度のみならず、再び強い印象を残していきました。
 今回の評価対象は Brain PW-GC590 で、Brain としては初の学生向け辞書です。主な違いは、学生向けということもあってか国語辞典に広辞苑が採用されていることや、その他学生向けの世界史事典、日本史事典のような内容、これは Brain 以前の Papyrus からあったものですが、それに加えて物理、化学、数学の公式集や、英語などの演習コンテンツなどが大幅に加わったことです。より内容が学生寄りということになっています。基本的に他の同世代 Brain との違いは、内容が違うだけといったかたちになりますので、個人的な背景もあって、これが他の同世代とどう違うか、あるいは辞書としてどうなのかという観点ではなく、この辞書はカラー初期世代の辞書からどのように進化したのかという観点から評価したいと思います。そもそもカラー辞書というものに対しての評価は、PW-N8100 で評価済みですので、同じ事を書くのもなんですからそちらを参照してください。(これからここで述べる Papyrus とは、現行世代の白黒 Papyrus のことではなく、現在は発売中止になった、Brain の前身とも言えるカラー版 Papyrus 初期型、特に所持している PW-N8100 のことを指します。)

 さて、まず届いてからの感想ですが、箱が非常に格好良くなっています。Papyrus のときは薄黄緑色の箱だったのですが、今回は黒で、とても見た目を意識した外観です。
 まあ箱など積んでおくものですからいいのですが、肝心の中身は、旧世代機と比べると間違いなく重くなっています。その大きさから見ても違いは分かるでしょう。ポケットにでも入れるなら話は別ですが、鞄に入れるとかそういうことなら全く気になることはありません。端子に関して、まず、イヤホンについては改善されています。Papyrus では付属イヤホンの端子形状が特殊 (通常より狭い) なため、一般的なイヤホンは狭すぎて差し込むことができず、専用イヤホンでの聞き取りを余儀なくされていましたが、(おそらく前機種からあるとは思いますが) 端子が一般のイヤホン端子になりましたので、付属のものを使わなくてもお好みのイヤホンで学習、あるいは MP3 プレーヤーなどを楽しむことができるようになりました。ここは改善点といえますが、逆にもう一方の重要な端子が退化もとい不便になってしまったように思えます。カードスロットのことなのですが、microSD 専用になっています。Papyrus は SD カードでした。いったいこれでどのような不便が生まれるかというと、過去のコンテンツカードをこの Brain では使うことができない、ということになります。つまり、今まで何千円かかけて購入したコンテンツカードは利用不可能なので、既にいくつか所持しており、それらが使えないと困る場合は、あまり利用はおすすめできません。しかし、コンテンツカードの代わりとして Brain では、それらを引き継ぐ形で更に便利にしたコンテンツダウンロードという機能が利用可能なため、新規購入ならば事実上影響はないといえます。(詳細は一部後述します。)
 閉じ開きに関して、Papyrus は中央にあるスイッチを押しながら開けばよかったのですが、Brain ではこれがないので、勝手に開く可能性は否定できませんが、開くときに、開いた後角度を上げるときよりもより力を必要とするため、まず心配は不要です。
 大事な電池の持ちですが、旧世代機と比べて大幅に改善されました。公称でも Papyrus の 20 時間 -> 80 時間と大幅に伸びていますが、まさにその通りで、先月末購入にもかかわらず、毎日適度に使ってそれでもまだ充電せずに電池が持っていますから、カラーだから電池が持たないという課題は一つ、解消されたと見ていいと思います。
 電源を入れてからですが、コンテンツの内容自体は公式ページにある物が全てですので、個々について改めてここで述べる必要はないと思いますから、一部は後述とし、基本的に省略します。
 Papyrus に比べて画面が大きくなって、より見やすくなったのはよい点ですが、その Papyrus は、電子辞書がカラーであるという点にたいへん驚きました。今回再び驚いたというのは、なんとタッチパネル対応だという点です。付属のペンを使って画面を操作します。ペンは、正面右奥に収納されており、それを取り出して使うというかたちになります。今までは、たとえば画面左端から右端に行きたければカーソルを複数回押さなければなりませんでしたが、タッチペンでその見出しを押すだけでさっと移動が可能になりました。そして目的の内容を選ぶのも直感的かつ一瞬。ここは大変評価できる点です。それだけでなく、戻るときも、わざわざ本体の戻るボタンを押す必要はなく、画面内右上の "戻る" をペンで押せば戻ってくれるのです。そのほか、ありとあらゆる項目がペンで操作できます。電子辞書といったら英語の辞書ですから、英語の辞書に話を移します。

 さすがに文字認識で英字を打つのは、今だ誤認識率が高いのもあって、普通に入力すると思いますが、そこからの知識の広げ方がこれまでよりも格段に簡単になりました。今までは、ある項目を表示して、さらに派生項目あるいは関連項目を調べたいと思ったら、S ジャンプ + カーソルで他の項目を選択しなければなりませんでした。しかし、ペンを使えば、さらに調べたい語句を押すだけで、単語単位で自動で選択され、音声を読み上げるか、その項目へ飛ぶか、マーカーを引くかなどが選択できます。マーカーを引くと、そこがまるで紙の辞書への実際の書き込みであるかのように、背景色が指定の色で変化するので、以前確認したか、そこは重要かなどの認識をより高めることができます。ちなみに、地味な変化ですが、Papyrus 時代は和英辞書に音声がありませんでした。しかし Brain ではちゃんと和英辞書に音声が追加されており、これも印をペンで押すだけで一発再生される上、手書き画面にその際読み上げ速度選択画面が表示されて、そこで読み上げ速度を変更できるなど、至れり尽くせりの内容になりました。もう一つ、音声読み上げ時以外は何が表示されているかというと、入力時はもちろん手書き入力画面ですが、そうでないとき、「"W 検索", "他の辞書で調べる", "早見", "単語帳に登録", "暗記メモを作成"」というボタンが表示されています。W 検索を押すと、画面が半分に分割され、その画面で新たに別の検索を行うことができるようになります。このときの辞書は選択不可能で、一括検索固定です。他の辞書で調べるを押すと、その項目を文字通り他の辞書で検索し、結果をただちに表示します。単語帳に登録を押すと、単語帳にその語句が追加されます。これで、自分だけの暗記表を作成することができ、たいへん便利です。暗記メモとは、現在表示されている画面の上に、自分でペンを使って書き込みができるという機能です。これは完全に辞書に書き込みしているという感覚でしょう。ただし、画像扱いのようで、その辞書項目全般ではなく、あくまでも表示画面のメモに、落書きができる程度の扱いですから、そこまで有用だとは思えません。
 英語辞書についてはは、和英だけでなく、OXFORD 現代英英辞典 (こちらは音声無し) も収録されていて、ただ音声があるだけでなく、カラー、その上ペンで直感的な操作が可能、マーカーも引けて、単語帳にも登録できたり、もはや英語辞書目的で Brain を選択しない理由は、価格を除いてもうなくなりました。

 この辞書には、調べるだけでなく、向こうから問いかけてくるコンテンツも存在します。たとえば英単語であって、英検の任意の級 (3-2 級) の語彙を増やすため、ひたすら単語を覚えてテストするようなものだったり、英語の長文を読んで問題を解くといった、英語長文講義が初級から上級まで 3 つ、合計 50 題近くも収録されており、暇つぶしにとても使えます。その他、漢検ドリルというアプリケーションもあります。これは、実際に漢検を体験できるアプリケーションで、Papyrus では文字認識機能がそもそもなかったので読みくらいしかありませんでしたが、こちらは書き取りもこの文字認識機能の追加によって可能になったため、本物の漢字検定と同様の形式で試験を行うといった、面白いコンテンツが存在したりします。
 ただ残念に思ったのが、英単語語彙養成コンテンツのひとつであるキクタンの存在です。私はキクタンを所持しており、実際に使っていました。書籍の方は非常に視覚的ですごく印象がよかったのですが、これが Brain に移植とあって、どんな出来か楽しみにしていたものの、正直なところ全く使えません。単語は品詞すら書いておらず、単に意味を例文しか出てきません。同時に音声が再生されるだけで、熟語や派生形、品詞、発音記号そういった単語を吸収する上で必要な要素が書籍版からごっそり削り取られており、単に聞き取り専門、リスニング能力養成ソフトと割り切るべきだと思います。同じキクタンで能力を伸ばすなら、書籍版の購入をおすすめします。まだこの辺は改善の余地があると思います。本体裏を見たところ Windows Embedded CE 6.0 が使われているらしいので、もうちょっとこういった語彙獲得形のソフトも見た目、実用性に気を遣うことはできたはずですが、次世代機以降に期待します。

 さて、前述したダウンロードコンテンツについてですが、コンテンツカードが端子変更により使えなくなった今、代替としてダウンロードコンテンツというインターネット上のサイトからコンテンツを購入して、microSD または本体メモリーに転送することでコンテンツカードによる内容拡張の代わりを果たすことができます。コンテンツカードに比べて便利なのは、複数の内容を内蔵しておけるため、カードの差し替えが不要である点に尽きます。フランス語、ドイツ語・・・・の辞書を買っていけば、英語だけでなく何個のもの言語の辞書になることができ、もはや内容としては最強の電子辞書と呼ぶにふさわしいものになります。
 ただし、これを書いた辞典ではコンテンツカードで出ている全ての外国語がまだライブラリに登場していないこと (現時点で和 <-> 独、和 <-> 仏、和 <-> 伊 のみ) や、クラウン独話辞典を購入しましたが、本体内蔵の辞書に比べてかなり劣っていることなど、試みは立派ですが不満点は細かいところで出てきます。英語に続いて、再び、クラウン独話辞典、つまりドイツ語を学びたいひとにとっての Brain という観点で見てみます。

 基本的に機能は和英と変わりません。ドイツ語の場合不規則変化含めて動詞などの変化はすぐには身につきませんから、どの動詞がどの型に属するのかなど、いちいち各項目にあるおかげで動詞に関してはそれなりに便利だと思います。音声も再生可能です。ただ、いいことばかりでもなく、なぜか単語帳に追加できるのに、単語帳に単語を追加してもなぜかそれを参照する手段がありません。Brain のメニューから単語帳を選んでも、初期コンテンツでの単語帳以外にはアクセスできず、いったい登録した単語はどのようにして参照すればいいのか分かりません。(もし可能ならば教えて下さい) そして、カードに格納したのなら読み込みが遅いのも納得がいきますが、なぜか本体メモリ内蔵にしても非常に動作が重いです。内蔵辞書の比ではありません。この辺は本当にどうにかして欲しいと思いました。さらに、ドイツ語特有の文字 (a, o, u ウムラウト、エスツェット) は、辞書内蔵フォントでは扱えなかったのか、どうやら画像として埋め込まれているようなのです。その問題点は、特定の文字サイズ、具体的には最大サイズで調和するように作られており、文字サイズを最大未満にすると、それらは単純に縮小され、文字が潰れて見にくくなってしまいます。この辺はかなりマイナスな点です。ファームウェアアップデートでも何でも、この辺ばかりは次世代にまわさず現世代で改善してほしいと思います。また、なぜ出来ないのか理解できないのが、総合メニューに表示されず、いちいちライブラリからこの辞書にアクセスしなければ、辞書単体を起動できません。そして、総合メニューにいるときは、手書き画面では 6 つまでお気に入り辞書を登録して、すぐに起動できるようになっていますが、なぜか購入コンテンツはここに登録できません。購入辞書に関してはたどり着くまでに非常に面倒な操作、ライブラリボタン -> コンテンツの確認 -> 任意のコンテンツ という手順を踏まなければならなくなります。これは本体ではなくて辞書の批判になるかもしれませんが、例文もそんなに豊富ではないので、和独に関しては今まで持っていたアポロン独和辞典 (紙の辞書) を捨てて電子辞書一本で行くために、このダウンロードコンテンツに英語の利便性の高さと同様のものを期待して購入しましたが、正直なところ自宅など紙の辞書があるところなら紙の辞書を使いたいです。フランス語は分かりません。
 不満点ついでで述べておきますと、たとえば英語長文講義などで、当然分からなかった単語は解答のとき、メモしておきたいと思います。しかしながら、予想に反してそれはできません。なぜか解答のとき英単語を押しても反応してくれません。非常に便利な機能を導入したのに、演習系のコンテンツがこの内容では、正直なところ不便さが目立って価値を下げています。

 総合的な評価はもちろん、文字通り、電子辞書なのですから辞書として使うのなら 100 点満点でもいいと思います。もう今までの電子辞書は全て過去の物になったといっても過言ではないでしょう。タッチパネルで再び電子辞書に革命を起こしたと思います。しかしながら、辞書系でないコンテンツではタッチパネルがほとんど使えなくて意味がなかったり、ダウンロードコンテンツに関するかなり深刻な不満もあるので、いくらここまで見栄え、機能がよいからといって、内蔵かつ辞書以外のものに価値を見いだそうとすると、期待はずれになるかもしれません。
 再び言いますが、内蔵かつ辞書のものに関しては全く不満はありませんので、国語辞典、和英、英和辞典、英英辞典として使いたいのなら、同等の機能性で歴史関係、科学関係、さらには百科辞書まで付きますから、間違いなく Brain PW-GC590 はおすすめできます。ただし、他のコンテンツは、ただのオマケと捉えるべきです。
2009/04/18 21:55

閲覧者(1823

コメント(0

「役に立つ」と投票したユーザーはいません。
コメントを書く
するとコメントの投稿、レビューの評価、運営管理者への通報をすることが出来ます。
まだ会員登録していない方は、こちらのよりお手続きください。
 送 信

ブレーン PW-GC590-B (マットブラック)

[データ更新日時:2012/05/21 17:20]
最安値¥36,800
平均価格:¥37,359

価格比較リスト

※購入前に、必ず注意事項をお読み下さい。

このレビューまたはこの商品に関連するツイート  

Twitter上の関連するツイートを抽出したものであり、(株)ベンチャーリパブリックが管理するものではございません。

Facebookでconeco.netの最新情報をチェック!

- PR -

購入に際してのご注意

  • coneco.netは価格比較サイトです。商品を取り扱う販売店ではありません。
  • 当サイトに掲載されている情報は常に正しい情報(価格・スペック等)を掲載できるよう心掛けておりますが、まれに誤った情報を掲載する可能性がございます。
  • 当サイトに掲載されている商品の画像について、正誤に関しては保証いたしかねます。
    ご購入前に必ずメーカーサイトや購入先のショップでご確認ください。
  • 当サイトに掲載されている送料について、ご購入前に必ず購入先のショップでご確認ください。
  • 購入前に必ずメーカー・各販売店で正確な情報をご確認ください。
  • 当サイトに掲載されている価格情報は、必ず「更新日時」も踏まえたうえでご参考ください。
  • 当サイトを利用して生じた損失・損害等、いかなる不利益も当社は保証いたしかねます。あらかじめご了承ください。免責事項
  • 価格等の間違いにお気づきの場合は、お手数ですがお問い合わせページからご連絡下さい。
  • ポイントパーク ボタンをクリックして『coneco.netポイントパーク』経由で購入するとPontaポイントが加算されます。
  • ポイントパーク ボタン以外のリンクをクリックした場合Pontaポイントは加算されませんのでご注意ください。
  • 複数回購入される場合は、その都度 ポイントパーク ボタンをクリックしてショップで購入してください。
  • 〔ガイド〕coneco.netポイントパークとは?   〔よくあるご質問〕ポイントの獲得について

ネット通販をご利用の際の注意点