RX-358-U3B
USB3.0対応、がっしりとした高性能HDDケース
金属製の高強度ボディ・高い冷却性能。
スタンドがないので縦置きで使うのはちょっと不安・・・・。
.
このレビューはPCパーツ長者の体験レビューです。
今回のレビューは同じRosewill製のUSB3.0インターフェイスカード「RC-505」とセットで行なっております。
RC-505のレビュー記事とあわせてご覧ください。
組み立て手順を動画(紙芝居)にまとめました。
マニュアルは日本語非対応ですが、図を見れば概ね理解できると思います。
1.デザイン
RX-358-U3BはUSB3.0対応の外付けHDDケースです。使用できるHDDの規格は3.5インチSATAです。鉄製の枠組みに厚さ1.5mmのアルミ製の底板と天板を組み合わせた構造になっており、手にした感じでは非常にがっしりとしていて、安価なHDDケースにありちなペコペコした安っぽさは微塵も感じられません。安心してHDDを組み込める作りの良さが感じられます。
「天板・底板」という表現をしましたが、説明書でもそのような表記がされていることから、このケースは横に寝かせた状態で使用することが前提となっているようです。従って、通常、縦置き用として付属するスタンドがありません。
天板には直径8cm冷却ファンが付いています。ファンから吸いこんだ空気はHDDに直接当たり、メッシュ加工された前面パネルから排気される構造になっています。リヤパネルにも排気用と思われる小さな穴が沢山開いています。一見してよく冷えそうな感じです。
余談ですが、このケース、某メーカーのHDDケースとデザインが酷似してるんですよね。なんか関連がありそうな。
(だからどうってことはないんですが・・・。)
各部の詳細な写真は以下からご覧ください。
写真1:パッケージ。
写真2:梱包が非常に丁寧で好感が持てます。
写真3:梱包を解いた状態からそのままHDD組み込み作業に入れます。
写真4:バックパネル。
写真5:SATAコネクタ基板。
写真6:8cm冷却ファン。
写真7:ファンの風はこの部分に当たるようになっています。
写真8:向かって左側が電源ランプ、右側がアクセスランプ。
2.実際に使用してみた感想
外付けHDDケースのトレンドとして、ツールレスでHDDの組み込みが非常に簡単にできる安価な製品が多い昨今ですが、その欠点として強度の低さから来る振動や熱のこもりが気になる製品が多いのも事実です。しかし、RX-358-U3Bは、こういった製品とは対極的な位置に存在する製品と言えるでしょう。HDDの固定に4本のネジ、左右のサイドプレートに各1本ずつ、また底板の固定に4本と、多数のネジを使わなければならず、ドライバーが必需品となります。ネジを多用するので組み立てはやや面倒ですが、その分だけケース全体としての強度が非常に高くなり、安心してHDDを預けられる安心感があります。私個人としては、このようなしっかりした作りのケースの方が好感が持てますね。
冷却性能は文句なしです。8cmファンから直接HDD本体に当たる風はそのままHDDの表面を流れ、前面のメッシュパネルとバックパネルの通気口から排気されます。ケースの内容積が十分に大きいため、ファンからHDD本体までの距離が1cmほどあり、その隙間を風がスムーズに通り抜けています。どのくらいの風量かは下記の写真9、10をご覧になって想像してください(動画にしたかったのですが、あいにくカメラが不調なのであしからず)。HDD稼働中にHDDの表面温度を測ってみましたが、室温25℃の環境で31℃でした(非接触式温度計による)。ケースに触っても熱くなっている箇所は全くなく、非常に冷却能力に優れていることが分かります。ファン自体の騒音もほとんどありませんし、HDDの動作音も分厚いパネルによって遮られ、ほとんど気にならないレベルの静音性を確保しています。バックパネルにはファンのON/OFFスイッチがあり、ファンを止めることも可能ですが、あえてファンを止める必要は全くないと言っていいと思います。
写真9:ファンOFF時。
写真10:ファンON時。
3.ちょっと気になったこと
一見、良いことずくめのような記事になってしまいましたが、欠点もあります。一つは、縦置きが推奨できない点。スタンドが付属しないことは先にも述べましたが、一応立たせて使うことは可能です。しかし、HDDが底板側(ファンの反対側)にオフセットされる形となるため、重心が底板側に偏ってしまっています。そのため、ちょっとしたことでバランスを失いやすく、地震などで倒れてしまう恐れがあります(写真11)。倒れるときのショックは、時にHDDにとっては命取りとなりかねません。従って、やはりこのケースはファンを上にした横置きが正しい設置方法と言えるでしょう。ただし、メーカーが横置きを推奨するのであれば、底板に貼り付けるゴム脚程度は添付して欲しかったなと思います。ベタ置きはスマートじゃないし、机を傷つけたり、HDDの振動が直に伝わったりしてあまり良い状態とは思えません。それに、実際にはスペースの制約上、立てた状態で使いたいユーザーも多いと思うので、やはりスタンドは付けて欲しかったですね。
写真11:重心が偏っているので、これ以上傾けると倒れます。
また、ten_duoさんもレビューで書かれていましたが、パソコンの電源をOFFにしたときにHDDの電源も自動で切れるような連動機能が欲しかったなと思います。この機能がないHDDケースは沢山ありますが、せっかくの高品質なケースだけにちょっと惜しいところです。
もう一つだけ言わせて頂くなら、ACアダプターの形状にも一工夫欲しかったですね。あれこれ外部機器が多くなってくると、テーブルタップもスペース的に厳しくなってくるので、トランス部分をプラグから遠ざけて邪魔にならない形状にしてくれれば良かったのに、と思います(写真12)。
写真12:同梱品。ACアダプター(コード長は約1.8m)、USBケーブル(約1m)、取り付けネジ。
写真13:設置状況。
4.まとめ
まあ、惜しい点もいくつかありましたが、非常にしっかりとした作りと高級感のあるデザインにとても満足しています(Rosewillのロゴも個人的には好き)。冷却性や静音性も文句ありません。¥4,000前後という価格はHDDケースの中でもやや高価な部類に入りますが、この品質と性能なら「買い」だと思います。
最後になりましたが、ご協力を頂いたRosewill様および株式会社ベンチャーリパブリック様各位に厚く御礼申し上げます。
【conecoからのおしらせ】PCパーツ体験レビューサービス「PCパーツ長者」はこちら
---------------------------------------------------
8/29 追記
一ヶ月経過後の追記になります。
ほぼ毎日、24時間稼働の状態で動作状況をチェックしておりましたが、特にトラブルもなく安定して動作しています。一つ気付いたことは、アクセスランプのLEDの輝度がかなり高いため、暗い部屋で使っているとチカチカ瞬いている光が目に入ってきて少々鬱陶しく感じることがある点です。特に横置きで使っていると周りに光が反射するので目立ちます。テープを貼って減光するなりの工夫が必要かもしれません。
また、ホコリの付着がどの程度になるか知るために、わざと一ヶ月間、全く掃除せずに部屋のホコリを吸わせ続けました。ファン吸気部を上に向けて放置していましたから、かなり目詰まりするんじゃないかと思っていましたが、思っていたほどではありませんでした。ふたを開けてHDD本体やファンも見てみましたが、エアダスターで一吹きすれば原状復帰できるレベルです。参考までに写真を添付します。
検証1:1ヶ月放置でこの程度。目詰まりなし。(注:本体部分はホコリに見えますが塗装の仕上げによる物です)
検証2:HDDへのホコリの付着もこの程度。
検証3:ファンブレードに若干ホコリが付着。エアダスターで十分。
また、HDDの熱ですが、ファンを回している限りは全く問題ないレベルです。しかし、ファンを止めて使用していると、室温25℃の環境下で基板周りの温度が50℃を超えることを確認しました。風通しの良いケースとはいえ、やはりファンによる強制換気は必須と言えそうです。
7人中、7人のユーザーが、このレビューを「役に立つ」と投票しています。
- PR -
[データ更新日時:2012/05/17 12:20]
最安値¥4,276
平均価格:¥5,213
みんなの評価
価格比較リスト
※購入前に、必ず注意事項をお読み下さい。
RX-358-U3Bのその他のレビュー新着順
※この記事は色違いの RX-358-U3Sという商品に対するレビューです※ ポイントが余っていたのとTV録画用PCとのデータのやり取り ...[続きを読む]
こちらは【PCパーツ長者】の Rosewill RX-358-U3Bの使用一ヶ月レビュー になりますこのような製品を体験するチャンスを頂いた ...[続きを読む]
今回レビューする Rosewill RX-358-U3B はPCパーツ長者体験レビューとなっています。今回もこのような企画の体験をさせていただ ...[続きを読む]